建設現場のデジタルサイネージ導入が急速化
進化したIoT デジタルサイネージとは何でしょう
様々な技術革新により、以前と比べて私たちの生活はかなり変わったと思います。私が子供のころは携帯電話もなく、家の電話で友達と連絡を取り合っていました。学校から家に帰ると友達の家に電話して・・・お母さんがでるとちょっと気まずい思いをしたのを覚えています。
今の子供たちはみんな自分の携帯電話を持っているし、家に電話がない家庭もあるかと思います。車にしたって、自動ブレーキやバックモニターはかなり普及してきていますね。今後はAIも発展し、私たちの生活もどんどん変わっていくことでしょう。さて、タイトルのデジタルサイネージですが、聞きなれない人もいるかと思います。
要は大きなTVモニターのようなものです。
- 建設現場のデジタルサイネージ導入が急速化
- サイネージとは広告看板として誕生したサイネージがIoT技術、建設業と結びついた結果生まれた効果とは
- 「朝礼用」と「近隣住民向け」のサイネージ工事成績をアップを目指した創意工夫、働き方改革の促進、安全衛生管理、社会性等、イメージアップの提案に使える機能の数々がございます
- 口コミだけで100現場以上に導入された理由なぜ、口コミだけでこれだけ広まったのでしょう。実はクェスタのサイネージは、「継続開発」され、機能アップをし続けているからです
サイネージとは
都心の駅前ある大型モニターは、見たことがある人も多いでしょう。また、飲食店の店先にも小型のものがあったりします。USBやデータ通信によって、任意の映像や画像を映せるため、拡張性が高いのです。一枚ものの大きな液晶や小さいものを組み合わせた割安のもの、タッチパネルのもの、自動販売機内臓のものなど様々な種類があります。
そんなデジタルサイネージですが、IoTと結びついたことで飛躍的に進化を遂げます。IoTとは「モノ(物)」がインターネットに接続され、相互に制御する仕組みの事です。インターネットにつながっている照明やエアコンを外出先からスマホだけで「予約」したり「電源のオンオフ」を操作できるようになりました。
サイネージもインターネットにつながる事で「広告看板」から「プラットフォーム」へと進化を遂げました。様々なアプリを実行できる「液晶モニター」のようなイメージです。
近年、建設現場に導入され、様々な成果事例が増えてきました。近所の工事現場でも通り沿いに向けてデジタルサイネージを設けて施工業者の「広告」や「週間工程表」などの「工事関連の情報」や「週間天気予報」などが映し出されておりついつい見てしまう。以前は駅前や商業施設で見かけることが多かったデジタルサイネージがなぜ工事現場に導入され始めているのでしょうか。変化の経緯について考えてみました。
建設業界の技術革新について
冒頭に技術革新の話をしましたが、建設業界においても技術革新は進んでいます。「プレキャスト工法」や木材と鉄骨を組み合わせた「ハイブリット工法」による木造建築物も出てきましたし、住宅の耐震性能もずいぶん向上しています。
塗料一つにしても、耐候性の向上は著しいです。さらに直近では、VRシステムを活用した安全教育や、ドローンによる遠隔地の点検などの研究も進んできています。政府もi-Constructionによる生産性向上を施策に掲げており、平成30年は深化の年と位置付けられています。
先日行われた日本建設業連合会の「新技術・新工法に関する講習会」では供用中の桟橋を効率的に補強する工法や水中点検ロボットの開発などのICT技術、ロボット技術が紹介されました。ゼネコン各社においても、独自の技術革新を進めていて、MR(複合現実)技術を活用したトンネル維持管理システムやAIによる地質状況の自動評価システムなど、私みたいな素人が聞いてもよく分からないような技術も出てきています。
今年のハイウェイテクノフェアでもVRを使った教育システムやMRを使った図面の確認方法の技術が展示されていましたね。
こういった技術はメディアや展示会では見かけるものの、建設会社やメーカーの独自技術なので、まだ現場で標準化しているとは言えず、身近な工事現場で目にしたことはありません。今後、普及するに従い、どのような変化をもたらすのか非常に楽しみです。
建設現場へのデジタルサイネージの普及
ここからは、クェスタのデジタルサイネージが多くの現場で行われている理由と、それによってどのような効果が得られるかをご案内します。デジタルサイネージ導入が普及していった理由は、費用対効果が高くデジタルサイネージの設置一つで複数の効果が得られる点です。ここでは代表的な三つの効果を紹介したいと思います。
効果1. 朝礼看板としての「デジタルサイネージ」で省力化・創意工夫・安全衛生管理に効果的
まず、工事現場において必要な情報をすべて集約して表示できる点です。工事現場にある元々設置されていた「朝礼看板」を省略できるのです。朝礼看板にはその日の気温や湿度、その日の作業員数など重要な情報が多く書かれており、朝礼や昼礼で共有します。コンクリートの打設や塗装工事は温度や湿度で作業に制約が生じます。工期の遅れにつながるので梅雨時期は特に天気予報のチェックは重要な仕事です。
「週間天気予報」機能
朝礼看板に会社の月間目標などが書かれていることも多いです。従来の現場では、温度計・湿度計を設置し、現場監督が毎朝朝礼看板を書き換えていました。デジタルサイネージを設置すれば、気温や湿度はリアルタイムで表示されますし、その現場に応じ必要な情報を付加することも容易にできます。
「週間作業予定」機能
図面に直接ペイントやスタンプを押せる機能を使えば、朝礼時に「現場の立ち入り禁止区域の確認」なども簡単に行う事が出来ます。
「ペイント」機能
デジタルサイネージは拡張性が高いため各現場の特徴や工程の進捗状況に合わせた情報を表示させることが可能で建設工事と非常に相性が良いアイテムです。
これらの機能を使って
工事成績をアップを目指した、創意工夫の提案、働き方改革の促進、安全衛生管理、社会性等、イメージアップの提案に使える部分をご評価して頂いております
効果2. 見える化し情報伝達の精度を高める
サイネージを使うと視覚的に訴えることができ、情報伝達が円滑化します。他の現場での事故事例や図面を共有するのに、いちいち紙で出力する必要がなく、画像や図面の拡大表示もできるため、作業員への情報伝達がスムーズに行えます。
文字に頼ることなく映像や動画を簡単に表示できることで、「多数のスタッフに同時に視覚的に訴える」ことが可能です。紙の使用量も大幅に省略できるようになるでしょう。最近増えている外国人労働者に対しても、映像での説明ができ意思疎通がしやすくなります。技能実習生として外国人労働者を受け入れている現場は増えてきていますが、日本語の理解が不十分だったために事故や品質の低下を招いている現場も多いです。
効果3. 近隣住民様への説明責任を果たす
サイネージは朝礼看板としての使用のみならず、建設工事における「説明責任を果たすうえで非常に効果的」です。近年はアカウンタビリティ(説明責任)という言葉がよく使われ、建設現場であればどういった工程でどういったものを作っているのか、しっかりと説明することが求められています。
説明する相手は施主であったり、近隣住民であったり、将来の利用者であったりと様々で、対応に追われている現督も多いのではないでしょうか。デジタルサイネージを屋外向けに設置することで、週間工程を表示させ大型車両の通行予定日を表示させることで近隣住民の方の理解も得られや場監すくなります。
検査器具を接続し現在の騒音・振動を数字でリアルタイム表示させることも可能です。ただ数字だけだとどれくらいの振動・騒音かイメージがわかないという声を多数聞きます。そこで、数値に連動した絵コンテを表示させて、近隣住民様により伝わりやすくご案内する事にいたしました。こちらはクェスタが特許を取得している技術になります。
通学路では子供たちへ「工事の理由」をマンガで伝えることも可能です。「動画」でアピールしたり、「完成予想図」を表示したり、現場に応じた様々な方法で近隣住民様と交流を図り、イメージアップの提案を行う事が出来るのです。
工事現場で占いをする!?
工事現場なのに何故「占い!?」と最初は思われることが多いのですが、近隣住民様はいきなり説明を聞いて下さる方が多いというケースはあまりないので、まずはサイネージに親しみを持ってもらうきっかけづくりに、「占い」、「豆知識」「季節に応じたコラム」を独自コンテンツ提供しております。
また、自社の広告を掲示すれば宣伝効果がありますし、タッチパネルに対応しているので、通学中の子供たちが建設現場のデジタルサイネージで「占い」で遊んだり、天気予報を確認したりする風景が見られます。通常、これだけの配慮や工夫を行おうとするとかなりの労力と、表示機器や表示面積が必要となりますが、デジタルサイネージの設置をすれば、プラットフォームとして一元管理と表示が可能となります。
口コミだけで100現場以上に導入された理由と建設現場へのデジタルサイネージ浸透度は?
今回はデジタルサイネージの設置による代表的な機能や効果を紹介させていただきましたが、とても拡張性の高いものです。口コミだけで100現場以上に導入されているのは、工事成績アップにつながる創意工夫や拡張性の高さと、実は継続して機能を開発し続けている点にあります。
IoTや技術革新でさまざまな可能性が広がっています。これだけの効果があるものですので、デジタルサイネージの設置はすでに多くの現場で進められています。今では誰もが携帯電話を持っているように、今後は建設現場でのデジタルサイネージの導入は当たり前のことになるかもしれません。今後も、建設現場における技術革新に寄与していきたいと思います。
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現場ですぐに情報共有できる仕組みを作りたいが、どうしたらいいかわからない
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液晶とLEDのサイネージの違いを知りたい。