IoTで分電盤のリモート管理「JITANスイッチ」が日刊工業新聞に掲載されました

日刊工業新聞に弊社が3月1日から新たに発売する「JITANスイッチ」を取り上げて頂きました。

プレスリリース:クラウド型遠隔分電盤電源管理システム

本文を転載させて頂きます。

(以下 日刊工業新聞 本文より引用)

クェスタ(埼玉県川口市、大石守社長、048・485・8593)は、建設現場で使われる仮設照明の分電盤の電源をクラウドで遠隔操作できる「JITANスイッチ」を開発した。
3月1日に発売する。広い現場の場合、電源のオンオフ作業に1日2時間程度かかることもあるが、スマートフォンなどの端末で操作できるため大幅な時間短縮が可能。建設現場の「働き方改革」にもつながる。

分電盤のIoT(モノのインターネット)化により、仮設照明の電源スイッチを手動ではなくデジタル端末で遠隔操作できる。
クラウドサーバーによる管理のため、設置場所が異なる場合もグループ化ができ、またタイマー設定可能。トラブル時には手動で操作できる。
パナソニックの多重伝送フル2線式リモコンシステムを活用する。

16回路が制御できる1台でレンタル代金は月1万円程度。年間2000万円の売り上げを目指す。今後はセンサーとの組み合わせによる電力量の可視化など改良を進める。

(引用終わり)

■高層商業ビル建設現場での導入イメージ

例えば各フロアに仮設分電盤があるような高層商業ビルでは、現場の管理者が早朝と夜に人海戦術で現場の進捗の確認と照明用の仮設分電盤のON/OFFを平行して行わなければならない。工期がきっちり決まっているなかで、早朝や夜の作業は疲れも溜まり、ミスもおこりがちだと伺ってます。そんな「現場の声」から生まれたのがJITANスイッチです。

クラウド型遠隔分電盤電源管理システム

 

■物理的に離れた場所のスイッチを管理できます

JITANスイッチはクラウドサーバーによる管理なので、物理的に離れている照明用の仮設分電盤も一元管理が行えます。
フロアをまたいで、グループ化してタイマー設定をすることができます。

分電盤のタイマー管理

■従来の方法とリモート管理の比較

高層商業ビルのように大きな現場様ですと、照明スイッチのON/OFFをグループ化してタイマー登録するだけで最大で1か月に112時間の時短が行える換算になります。

クラウド型遠隔分電盤電源管理システム

■技術提案と解決する課題

働き方改革 … ITで解決できる分野はITの力を使い、現場の皆様に本来の業務に集中して頂き、一人当たりの生産性向上を図る事が可能です。操作の履歴が残るので、どのくらいの生産性が向上をしているのかを「エビデンス」とともに発注者様にご提案頂けます。

施工管理 …工法以外の創意工夫によって、比較的簡単に工期の短縮が期待できます。また、週休2日の労務管理が必要な現場にタイマーを導入し労働時間を見える化する事で、省力化への意識付けを行う事が期待できます。

コスト面 …照明用の仮設分電盤のリモート管理の導入に、大きなコストや特別な技術は不要です。費用対効果が大きく、現場の大小問わず幅広く導入を頂く事が出来ます。
グループ化やタイマー登録などの操作は、弊社の建設現場向けのサイネージ、パソコン、スマートフォンから行えます。導入コストのかかる特殊な専用機器は不要です。

※ 全国発売前に一部の現場で既に試験運用中ですので品質はご安心ください。
※ 製品は電波法、技術適合認証、電気用品安全法、不正競争防止法を遵守して開発しております。ご安心してご利用ください。
※ 特許申請中の製品になります