人生の儚さと自分の使命を感じる桜の季節!

一般社団法人倫理研究所発行「職場の教養 3月号」3月27日より

『桜を思う』

今日は、
日本さくらの会が制定した「さくらの日」です。

桜は、
日本の歴史や文化・風土と深く関わってきた特別な花です。
日本人にとって最も親しまれている花であり、
日本を象徴する花ともいえるでしょう。

平安時代の歌人・在原業平が詠んだ桜の歌があります。

  世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

「この世の中にまったく桜がなかったならば、
 春を迎える人の心はのんびりとおだやかでいられるだろうに」
という意味です。

「桜なんかなければいいのに」
という思いは本心ではありません。
美しく咲く桜の花の命の儚さを惜しむ気持ちが募るあまり、
その気持ちとは裏腹の表現となって詠まれているのです。

春の日本列島を南から北へ咲き継いでいく桜の花。
桜を思う時、
心が切なくさわぐのは、
ただひたすら一所懸命咲いて、
時がくれば散っていくからでしょうか。

その儚さ、
潔さに、
人生を重ね合わせる人も多いのでしょう。

感想。
人生の儚さと自分の使命を感じる日としよう!