建設現場のマスク熱中症にご注意下さい

いや~暑いですね
この前、現場で働かれている職人さんに伺ったところ

「今年はコロナ対策でマスクやマウスシールドをしているので、
屋内、屋外の現場を問わず過酷な状況にある」とおっしゃってました。

今年は『マスク熱中症』といわれるマスクが原因の熱中症に要注意です
こちらは8月5日の埼玉のWGBT値の時間別の値です。

朝の8時の段階で「厳重警戒」になっていて、11時~16時までは「危険」の領域ですね。
何らかの熱中症対策が必要にってきます。環境省のサイトによるとWGBT値と運動に関する指針については、

厳重警戒 『熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。
暑さに弱い人※は運動を軽減または中止。』

危険 『特別な場合以外は運動を中止する。特に子供の場合は中止すべき。』

(環境省のサイトより引用)

現場で気をつけるべきポイントと
熱中症対策についておさらいしていきましょう。

先ほどの熱中症のリスクを判断する『WGBT』の速報値や実測値をメールで送ってくれるサービスがあります。是非、登録しておきましょう


登録はコチラから https://service.sugumail.com/env/member

現場で気を付けるポイント

1)体調が変だなと思ったら作業は中止しましょう
2)水分・塩分補給をして、ぬれタオルを首筋や脇の下に当てて体温を下げましょう
3)直射日光をさけ、日かげや横になれる場所でしばらく休憩します

この時期の現場事務所には、水分補給ゼリーや経口補水液、スポーツドリンク、塩飴などを常備していると思いますが、以前、お世話になった看護師さんから 「経口補水液」がおいしく感じる時は熱中症が進んでいる状態 だと言われたことがあります。作業中は難しい事も多いですが、理想はのどの渇きを感じる前に水分補給が推奨されます。


(画像は大塚製薬さんよりお借りしました)

万が一、自力で熱中症の対処が出来ない場合は要注意です。仲間が気分が悪そうで、呼びかけに応じなかったり、自力で水分補給が出来ない状態の時は現場での対処は難しいので、すぐに周囲に助けを求めて救急車を呼ぶ必要があります。
保冷剤などがあれば首の周り、脇の下、足の付け根冷やしましょう。

現場で人気の熱中症予防法

使ってみての独断とネットでの総合評価によるランキングです。

第一位 『空調服』

これはもう定番中の定番ですよね
会社から支給されるところも多いようです。1ユニットで2万円くらいするので嬉しいですね。
ただ炎天下では空調服でも厳しいので無理せずに日陰に入って休憩しましょう


(画像はhttps://www.9229.co.jp/よりお借りしました)

第二位 『熱中症予防タブレット』

ミネラルの補給のタブレットも定番になりつつありますね。汗で失われる塩分や、疲労回復に効果的と言われている、ビタミン、ミネラル、クエン酸が含まれているものが多いです。
現場への差し入れでも人気のようです。


(画像はお借りしました)

第三位 『ひんやりタオル』

水を含ませたタオルから、水分が気化されれるときに熱が逃げるのでタオルの温度を下げます。
タオル地には熱を逃がしやすくて吸収性も高い繊維が使われている商品が多く、建設現場やスポーツなどで人気です。

現場の帰りに飲みたくなるフラッペ

個人的に仕事終わりに飲みたくなるファミマのフラッペもご紹介します

第一位『レモネードフラッペ』
爽やかな酸っぱさが好きな方にはおすすめ
レモンの輪切りが入っていて最後まで美味しいです

第二位『バナナジェラートフラッペ』

人気のせいか近所のファミマには置いてない事もあるバナナフラッペ
甘さが欲しい時に飲んでます

第三位『カフェフラッペ』

定番のフラッペです。
いろいろな味を試したあとに結局は定番に戻ってきます。

熱中症とは

さて最後に熱中症の定義をおさらいしておきましょう。
屋内の方が熱中症になった時の危険性が高いというデータもありますよね。
大阪労働局のサイトによりますと、症状としては以下のような症状が代表的です。

(大阪労働局のサイトより引用して一部改変)

分類 症状
Ⅰ度
(軽度)
めまい・失神
「たちくらみ」とういう状態で、脳への血流が瞬間的に不充分になったことを示し、“熱失神”と呼ぶこともある。運動をやめた直後に起こることが多いとされている。脈が速くて弱くなり、顔面蒼白、呼吸回数の増加、唇の痺れなどもみられる。)

筋肉痛・筋肉の硬直
(筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴う。発汗に伴う塩分(ナトリウム等)の欠乏により生じる。“熱けいれん”と呼ぶこともある。全身のけいれんはこの段階ではみられない。)

意識 : 正常   体温 : 正常   皮膚 : 正常   発汗 : (+)

Ⅱ度
(中等度) 
頭痛・吐き気・嘔吐・下痢・倦怠感・虚脱感・失神・気分の不快・判断力や集中力の低下、いくつかの症状が重なり合って起こる。
(体がぐったりする、力が入らないなどがあり、従来から“熱疲労”と言われていた状態。放置あるいは誤った判断を行えば重症化し、Ⅲ度へ移行する危険性がある。)

意識 : 正常   体温 : ~39℃   皮膚 : 冷たい   発汗 : (+)

Ⅲ度
(重度) 
意識障害・けいれん・手足の運動障害・おかしな言動や行動・過呼吸・ショック症状などが、Ⅱ度の症状に重なり合って起こる。
(呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけがある、真直ぐ走れない・歩けないなど。)

高体温>
(体に触ると熱いという感触がある。従来から“熱射病”や“重度の日射病”と言われていたものがこれに相当する。)