長い歴史のなかで日本が衰退していくのは仕方のないことか?
紀元1年以降1000年頃までは、第1位のインドと第2位の中国とで世界GDPの何と83~84%ほどを占めている。明から清にかけての中国は東アジア自由交易圏の中心をなす基軸通貨国として大いに繁栄し、インドを抜いて世界ナンバーワンに躍り出るが、その富を狙って英国はじめ西欧が東インド会社を出城にしてマラッカからマカオ・香港へと進出して何もかも奪い尽くし、ついにはアヘン戦争まで仕掛けて中国を滅亡に追い込む。
これは、高野さんというジャーナリストの記事の引用だが、このころ、ペリーが来航し、井伊直弼が暗殺され日本が近代化に向けて維新を迎える。
明治に入り、欧米化、軍国化。富国強兵戦略で日清、日露、そして、大東亜を迎えて、終戦を迎える。戦後GHQによりこの明治からの歴史的事実や偏向教育を受けた私たちは真実を何も知らされず、70年が過ぎた。
特攻による自爆行為をする日本国民を欧米は恐れた。ソ連の侵攻による赤化を恐れた米国は原発を落とし、世界にその軍事力を誇示した。
世界は私たちの想像をはるかに超え戦略的に動いている。
8月16日次男がアメリカに留学に飛び立った。前日は終戦記念日、次男と次男の彼女と靖国に参拝をし、遊就館へといった。
3時間程の歴史の旅をした帰路、彼たちは何も語らなかった。
別れ際、日本という国に誇りを持ち、暴れてくると言い残した。
2050年には8000万人の人口減少社会、富国強兵か、中国と仲良くするしか日本に道は無いように思う。